「どうすればいいんだろう…」
仕事でも日常でも、答えがすぐに見つからない場面ってありますよね。
そんなときに役立つのが「仮説思考」という考え方です。
これは、一言でいえば 「とりあえずこうじゃないかな?」と考えて、実際に試してみる」 というやり方。
正解がわからなくても、まず仮の答え(=仮説)を作って行動してみるんです。
仮説思考の基本「アブダクション」とは?
アブダクション(abduction)は、目の前の出来事から「一番ありそうな理由」を推測することです。
日常の例
朝キッチンに行ったらテーブルがびしょびしょ。
「誰かが水をこぼしたのかな?」と考えるのがアブダクションです。
証拠は揃っていなくても、「こうかもしれない」と仮説を作ることが大事。
観察力を鍛えると仮説が立てやすくなる
良い仮説を立てるには「ちゃんと観察する力」が必要です。
観察力とは、ただ見るだけでなく、「当たり前を疑って見る」こと。
日常の例
お店の売上が下がったとき、
「不景気だから」で終わらせず、
「商品の並べ方は?」「SNS更新頻度は?」と別の角度からも考えてみる。
イラスト案
- 双眼鏡で街や店を見ているキャラクター
- 頭の上に「なぜ?」の吹き出しが複数
仮説と逆仮説をセットで考える
仮説を立てたら、あえて反対の仮説=逆仮説も作りましょう。
思考の偏りを防ぎ、精度が上がります。
例
仮説:「新商品が売れないのは価格が高すぎる」
逆仮説:「価格が安すぎて品質が疑われている」
図解案
- 左に「仮説」の吹き出し(上向き矢印)
- 右に「逆仮説」の吹き出し(下向き矢印)
- 真ん中に天秤が描かれ、バランスを取っている
CARフレームワークで考えを整理する
CARフレームワークは、仮説をスッキリ伝える型です。
- C(Conclusion)結論
- A(Assumption)前提
- R(Reasoning)理由
例
「この広告は失敗だった(結論) → 広告はクリックされないと意味がない(前提) → 実際にクリック率が最低だった(理由)」
トライアンドエラーで仮説を磨く
仮説思考は、正解を一発で当てることが目的ではありません。
大事なのは、仮説を試して、失敗して、直して、また試すこと。
例
新しいSNS投稿の方法を試してみたら反応がイマイチ。
→ 写真の雰囲気を変えて再挑戦 → いいね数アップ。
図解案
- 円形の矢印で「仮説 → 実行 → 検証 → 修正」
- キャラクターが矢印の上を走っているイラスト
まとめ
仮説思考は、迷ったときの前進エンジンです。
- アブダクションで「こうかも?」と仮説を立てる
- 観察力を鍛える
- 逆仮説も考える
- CARフレームワークで整理
- トライアンドエラーで磨く
この流れを回せば、迷いが減り、決断が早くなります。
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